乳幼児期に見える特性を持った子の気になるサインを成長時期別にご紹介します。
今回は乳幼児期の3歳〜6歳編としてご紹介していきます。
こんにちは。あおいです!
前回の記事では乳幼児期の0歳〜2歳までの特性を持った子の気になるサインとして紹介させていただきました。
気になる方はこちらの記事を読んでみてください。
発達障害に気づくきっかけになるかも!乳幼児期の気になるサインは?
3歳〜6歳というと園での生活をスタートさせている時期ですよね。
初めての集団生活で親の私たちも何かと心配・不安が多いものです。
この集団生活を通して見えてくる違和感、そしてサインがあります。
どんなサインがあるのか、またサインに気づくきっかけは?について紹介させていただき、この時期の我が娘にはどんなサインがあらわれていたのかを経験を通して解説させていただきます。
気になるサイン3歳〜6歳
- 偏食が激しい
- 呼んでも振り向かない
- 特定のおもちゃに執着する
- 何度言っても言うことを聞かない
- 落ち着きがない
- 1人で遊ぶ方が好き
- 1人にされても泣かない
- 言葉が広がらない
- ものごとに強いこだわり
- 集団行動が苦手
- じっとしていられない
- 周りの人の気持ちがわからない
- 興味の対象がコロコロ変わる
- しつけが難しい
- すぐに癇癪を起こす
- 感覚が過敏
上記のリストは一般的なものです。
気になる方は参考にしてみてくださいね。
それぞれ個性があるように特性によっても色々違います。
リストにあるようなサインを、どのような経緯で気づき診断に至っていくのか…。
主に3つのパターンが多いようです。
- 親や家族が気づく
- 3歳児健診で指摘を受ける
- 幼稚園や保育園の先生方・就学前検診
親や家族が気づく
園での集団生活が始まり他のお子さんとも触れ合う、見る機会が増えたことで我が子の成長に違和感を感じ相談機関へと進む方が多いようです。
またおじいちゃん、おばあちゃんがご自身の子育ての経験からお孫さんの成長に違和感を感じることで気づくきっかけになる方もいるようです。
3歳児健診で指摘を受ける
3歳児健診では内科検診の他に話し方や遊び方などを確認します。
そこで特性が見えてきて、親御さんへと伝えられ専門の医療機関や療育センターなどへ相談に行くことを勧められるようです。
幼稚園や保育園の先生・就学前検診
幼稚園や保育園の先生は毎日多くの子供達と接しているので、発達の遅れなどに気づきやすい環境にあると思います。
(*少し長くなるので一旦就学前検診のことを先に紹介します。ごめんなさいm(_ _)m )
小学校への入学にあたり行われる就学前検診では健康を診る以外に知的発達の検査もあります。
精神の発達・言語理解・情緒などを確認します。
その場でだったり、後日再検査の通知が届いたことで気づくきっかけになることもあるようです。
園の場合は日頃お世話になっているとはいえ、身内ではなく他人にあたる先生に発達障害を指摘されるのは、親御さんにとってはやはりショックが大きいと思います。
園によっても違いはあるかと思いますが一般的には先生方も一人の先生だけでなく園内の先生で日頃の観察を重ね、園内で話し合った末、親御さんへと伝えているのだと思います。
親御さんも日頃から違和感を感じていたのなら、ショックとはいえ受け入れようと専門機関への受診に踏み出せそうですが、全く違和感を感じていなかった親御さんからするとショックが大きく受け入れることは難しいことと思います。
それは当然だと思います。
ですがそう伝えられ、否定する気持ちがあるものの、なんだかモヤモヤが残ってしまいませんか。
いざ行こうと思っても専門機関の予約はすぐには取れないものです。
私も予約をとり受診まで2ヶ月弱ありました。
その2ヶ月弱、少しずつ覚悟をしていく…ような。気持ちを固めていく…ような。
うまく表現できませんが、そんな時間となっていました。
私の場合、小児科さんや保健師さんに相談に行くまでのひとりで考え悩んでいる時間が一番モヤモヤしていました。
小児科さんに紹介された時点で「何かある…」のはわかっていたので、受診の時までその何かに向けて気持ちを作っていってました。
モヤモヤするよりは、一歩踏み出して専門機関へ足を運んでいただきたいなと思います。
娘にあらわれたサイン
- 偏食がある
- すぐに癇癪を起こす
- ものごとに強いこだわり
- 感覚過敏
- 緊張感・不安感が強い
娘にあらわれたサインも先程上記で紹介したものとほぼ変わりませんが、どんな感じだったのか解説していきたいと思います。
偏食がある
元々離乳食を食べず、”食べる”ということがスタートしたのが1歳を迎えた直後からだったので食への偏好があるんだろうなとは思っていました。
特性を持つ子の中には特定の色のものしか食べない等の偏食があったりしますが、娘の場合は味・食感や喉通りといったこだわりがありました。
ドロドロしたもの、モサモサしたものはNG。野菜もNG。お肉も一度飲み込めなかったりするとNGになってしまい、好んで食べるものは炭水化物ばかり。
療育センターでの乳児のクラスや入園してからの園生活のおかげで、少しずつ食べられるものも増えました。
お友達が美味しそうに食べているのを見て、食べてみようという気になるようです。
その内の1つがじゃがいもです。
カレーやポテトといった子供が好きなメニュー代表のため、みんなの食い付きが違い、取り合いになる程だったのを見て自ら食べていました。
これには本当に助けられ、今も感謝する思いです。
増えたとはいえ今も偏食。
娘の分だけ別で作ったりしていますが、体の栄養であったり、私の労力であったりともう少しこの偏食をなんとかして欲しいというのが本音であります。
すぐに癇癪を起こす・ものごとに強いこだわり
乳幼児期にイヤイヤ期がありますよね。
そのイヤイヤ期が続いているような感じ。
防ぎ用がなく些細なことがきっかけで起こしてしまうので、こればかりは仕方がなく、起こすことを防ぐのではなく、起こしたらいかに早く落ち着かせるのかが重要でした。
癇癪を起こす背景には要求が通らない・伝わらない・疲労・空腹が関係しているようです。
まさに娘もそのまんま。
要求が通らないというのは、こだわりが強いというのに直結していて、こだわりを押し通そうとするけど通らない時は癇癪へと発展。
この服じゃないとイヤ・髪型はこう・順番や配置など日常生活を送る上でのこだわりがある。
こちらも理解はしているけれど、そう思い通りばかりとはいかない。
配慮はしつつ思い通りにいかないことにも慣れさせていかなければ。と自分の忍耐力を試されているようでした。
また慣れない場所へ行った時、園から帰宅した時なども疲れから癇癪を起こしていました。
私の心に余裕がない時、その癇癪に向き合うのがすごくしんどかった。
余裕がないと受け止めてあげられず怒ってしまう。そうすれば娘はさらにヒートアップ。
その後に襲ってくる自己嫌悪。
もう悪循環でしかない。
そのことをわかっていながらも、なくすことはできず悪循環を繰り返してしまうのでした。
現在もこだわりをたくさん持っており、癇癪?!反抗期?!のようなものはあります。
幼少期のようなザ・癇癪みたいなものはなくなってきました。
感覚過敏・緊張感と不安感が強い
首や肌に触れるもの、光や音、食感や匂いといった五感全てに過敏に反応をみせました。
園の行事・イベントに向けて緊張感や不安感が高まると、より一層五感が敏感になる。
→感覚の過敏に対して意識が向き過ぎれば、緊張や不安感が強くなる。
どちらも相互作用して、切っても切り離せないものでした。
娘は長い時間、首に何かが触れていたり、食感、匂いなどで感覚過敏を感じると吐き気があったり気分が悪くなってしまうことがあるため、その恐怖心からより過剰に反応していました。
またイレギュラーなことが多い園生活は見通しがつかない、つけられないことも多く、娘は常に緊張感を持っていました。
その事は園の先生にも伝えていたので、気にかけてくれていていました。
おかげ様で緊張感や不安感を抱えつつも楽しく園生活を送ることができました。
小学生の今もどちらも抱えています。
園の頃のように遊ぶばかりではない学校生活は園の頃よりも緊張感と不安感は強いです。
その都度対応しつつ、なんとかやっていけている様な感じです。
学校生活のことはまた別の機会にお話しさせていただこうと思います。
まとめ
3歳〜6歳頃の発達障害に気づくきっかけになるかもしれないサインについてと私が娘の子育てで経験してきたサインについて解説させていただきました。
これは前回の記事でもお伝えしたことですが、リストにあるようなサインがあるから発達障害ということでは決してありません。
気になることがあるのであれば、相談してみようくらいな感じで気軽に専門機関などに相談に行かれることをお勧めします。
もし特性を持っているようであれば、療育であったり、小学校入学に向けて力をつけたりとフォローしてもらいながら進んでいけます。
私がそうであったように心強いことと思います。
この記事が少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント